2015年12月11日

念願の黒部御影石のスライスを確認しに石材加工場へ

現場の写真が取りにくいのは今週も同じです。
黒い枠、これは想影通側の大きな建具の下地です。以前に建具の工場で検査を行ったもの。
まだ格子が付いていないので、余計に大きな枠に見えます。
四角い枠が2つ分で一枚の高さ、3mぐらいあります。大きいです。 
現場のあとは石材加工場へ、石の加工状況を確認しに行きました。
黒部川の石です、黒部御影と呼ぶこともあるそう。ブルーグレーのきれいな石です。
どうしても使いたくて粘りに粘った黒部川の石、やっと本当に加工まで来たと思うと、もうそれだけで感動です。 
こうやってカットされていきます、すごい迫力。
カットはここから細かい作業に、そして下の写真のようにきれいにスライスされました。
断面がまた感動的。思っていたよりもっとずっときれいな斑の模様が出ました。
これがあの透明なお湯の下に貼られたら、きれいですよきっと。 楽しみにしていてください。
石の状態もよくて、想定より大き目の割で使えそう。ほくほくです。 
その勢いで、これもぜひとも何とかしたいぞ。と思わせるベージュの石たち。何とか何とか。 
立山連峰は雪です。新幹線の車窓から見るのが、一番山並みがきれいに見えます。写真は撮りにくいけど。

2015年12月4日

サッシが付きはじめました



サッシの取り付けがはじまりました。
この時期の現場の写真は難しいのです。
外からは幕でちっとも見えないし、中はいろいろなものにさえぎられてうまく取れないし。
なので、今回はこの写真だけ・・・
だからと言うわけではありませんが、こちらは新築なった黒部市役所。
10月に移転されたばかりの出来立てです。設計は山下設計。
Vの字の構造が床をおりゃっと持ち上げるダイナミックなつくりです。 
そうなると、気になるのが宇奈月庁舎や、旧黒部市役所の建物。
とくに黒部市役所の古い部分はなかなか渋くていい感じでしたが、さて、何に使いましょう。

2015年11月26日

ゆめと桃と月、愛称が決まりました

総湯の愛称が決まりました!県内外から183件も応募があったとのことです。うれしいことです。
総湯の愛称は「湯めどころ宇奈月」
2階のお風呂は「桃の湯」
3階のお風呂は「月美の湯」
宇奈月温泉は昔桃原という地名だったそうで、桃の花がたくさん咲いていた場所なんだそうです。
外の湯がある3階のお風呂には月美というきれいな名前をつけてもらいました。
愛称には「湯」と「夢」がかかっているとの事、温泉街全体の夢もかかっているのかも。
詳しくは、こちら(市のHP)で
北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅から見える山並みはもう冠雪しています。
左下に一部が見える円形の屋根は駅東口ロータリー、栗生明さんの設計監修です。


2015年11月24日

美しい紅葉の季節に幕の中ではお風呂の大事な防水準備

 待ちに待った美しい紅葉の季節です
黒部川にかかる想影橋から望む山も川も空も、あんまりきれいで深呼吸も忘れるくらい
現場の前のおもかげ通りから東側を見るとこんな風
黒部渓谷の紅葉も色づきのピークでしょうか
トロッコ電車は11月いっぱいで運行を終了し冬季期間中はお休みになります
現場はと言うと、防音幕で大きな箱になってしまって外からはほとんど工事の状況は見えません
施工者さんが定点写真をくれました、最初は何も無かったのに大きくなりました
お風呂の浴槽の形ができました、ややこしい段々はお湯の温度差だったり、居場所をつくる工夫のひとつです
これから大事な防水工事に入る準備中
気持ちのいい秋の日々、外の見えない幕の中でわきめもふらず工事が続いています


2015年10月22日

カフェモーツアルト

現場のお隣、宇奈月温泉駅から温泉街の入り口にあるのがカフェモーツアルトです。コーヒーが美味しいのは間違いないのですが、ここで一押しはフルーツジュース。この日は桃でした。桃がそのままつめたーくなってグラスにたっぷり注がれているような新鮮さ。驚きです。
このジュース、フルーツは時々で変わるのでそれもまた楽しみ。

和食が多い旅館のお客様もコーヒー目当てに立ち寄られるとか。オーナーはいつもにこやか。地元の人も、情報も集まるお店です。



2015年10月19日

製品検査が行われました

建物南側は大きな面が格子のスクリーンになり、その一部が開閉できるようになります。
その格子と開閉部分の製品検査が埼玉で行われました。
工場に入ったところに置かれていた製品にちょっと緊張。図面やいろいろなスケールの模型、パース等で何度も確認している大きさですが、それが物になったときの迫力はいっそうです。近寄ったり離れたり、あっちからこっちから確認しながら「よしよし」と頷くまで、しばらくドキドキします。
発注者、設計、施工者、製作者と、そろって寸法や仕上がり、色、動きなど一つ一つ確認していきます。
今日の検査は無事済みました、現場への搬入が楽しみです。しかし、工場はこの日寒かった、指先がずっと痺れたままでした。

2015年10月6日

上棟イベントの日、JIMOTO酒の会もありました

 
上棟イベントの後、近くの足湯前にある樹徳寺で「JIMOTO酒の会」が催されていました。
新川地域の蔵元のお酒と地元のおつまみがずらり。
なんといっても水どころ黒部のお酒と、その上蛍烏賊に昆布巻きのかまぼこにお漬物、宇奈月の塩豆腐、それからそれから・・・参加費500円でこれは素敵、それはそれは美味しい会でした。
場所はお寺の本堂です、向こうでは新聞エコバック作り体験会も開かれていてわいわいしています。
畳敷きの広間なので傍らには座布団を並べて赤ちゃんが寝ていたり、開かれていて暖かい雰囲気。
小原はここぞとばかり、あれもこれもと飲み比べ、たくさんお酒を頂いてすっかりいい気分です。


2015年10月5日

祝!宇奈月総湯上棟イベント うれしくて涙です

あんまり嬉しくて幸せな上棟イベントだったので今日のブログは長いです。

10月3日、上棟イベントの朝です。不安だったお天気も回復して気持ちのいい、この上ないお日和。
建物は棟(屋根の一番上の水平の部材のこと)が上がって全体の外形が見えました。

上棟イベントやりませんかとお話したとき、これまでやったこと無いからと困り顔だった市の方も
厳しい工期をやりくりしなくてはならない施工者の方も、やりたいけどと言われた地域の方も
今日は朝からにこにこで、協力して鉢巻して準備をしてくださっています。高所作業車には紅白幕。
すでにこの時点で本当に幸せな気持ちです。

イベントが始まりました。宇奈月温泉街再生戦略会議の会長で実行委員長の河田さんのご挨拶から始まり、副市長や議員の方のご祝辞をいただいて。仮囲いには「未来の宇奈月温泉」という子供たちの絵が飾られていました。

ofa小原が建物の概要と工事の進捗をご説明しました。緊張してかみかみです。

宇奈月のお祭りにも重なって、宇奈月青年団と子供たちが獅子舞と子供たちの舞が披露されました。
現場の仮囲いを開け紅白幕を貼っていただけて、無事の竣工を祈ってもらいました。

笛や太鼓の音が響き、白塗りのお化粧をした子供たちの地域伝統の舞と勇壮な対の獅子舞。
通りかかってイベントを知った観光のお客さんもどんどん集まってきます。

もうあまりの嬉しさに頭の後ろのほうがじぃんとすっかりしびれてしまいました。
お待ち兼ねの餅まきは、たくさんの地域の方と観光のお客さんが入り混じり、高々と手を上げました。建物の四方を固めるという「かど餅」はご祝儀入り。「これだけ大きいね?」と手にした人はまわりに居た地元の方にかど餅のことを教えてもらっていました。

こんな風に上棟を祝ってもらえて、竣工を待望してもらえて、たくさんの人に「上棟イベントよかったねぇ」と言ってもらえて、本当に幸せな仕事です。もういちいち涙腺がゆるんでいました。
これから工事は外壁や屋根など外側の皮を付け、その後内部の仕上げに入って行きます。
来年竣工オープンの予定、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
今日ご縁があった皆さん、竣工したらまたどうぞいらしてください。

2015年9月22日

3階鉄骨建て方中 かなり高さが出てきました


お菓子ブログになりかけていたので、今回は現場を。
鉄骨は3階部分の建て方中です。北側からは手前の2階建て部分の輪郭が見えてきました。
大きなクレーンと足場は地鉄の宇奈月温泉駅を降りたところからも見える高さになりました。
おもかげ通り側は足場も上がってきてこの高さです。
初めて宇奈月に行った時ひと目で気に入った照明のデザインと、季節ごとにきれいな山並みと、
建物が一緒に見えて来るんだと思ったら、またまた嬉しい気持ちがふくふくと沸いてきます。
監理の検討作業は、そろそろ内部や仕上げに重心が移ってきました。がんばろう。
宇奈月は夕方には少しひんやりして、駅前の温泉噴水からはとうとう湯気があがるように。秋が来ましたよ。

2015年9月19日

お隣はお菓子屋さん、追加のおもかげ


現場のお隣、福多屋さんの「おもかげ」。写真やっと取れました。餡と御餅を薄い最中ではさんだお菓子。
味もボリュームも品よく、渋茶なら2つはいけます。

2015年9月15日

もうひとつのお向かいも、なんとお菓子屋さん


もう一軒のお向かいさんも、なんとお菓子屋さん。つぼやさんは奥がお父さん、手前が若のお店です。 
山びこせんべいは手造り。パッケージを開けたとたんにふわっと懐かしい甘いにおいが漂います。
焼きの模様はかわいいトロッコ。パリッさくさくと歯ごたえ、裏切らない美味しさです。

2015年9月8日

宇奈月温泉街を盛り上げる地域ワークショップがありました

宇奈月温泉街を盛り上げる地域の活動が、総湯の建設を契機により活発化しています。
活動支援にはstudio-L。ワークショップも回を重ねるごとににぎやかに、具体的に動いているようです。

10月には建物の上棟にあわせてなにやら企画も話し合われているとの事。
地域に住む人が楽しみ、それを街にいらしたお客様も一緒に楽しむような事、私たちも楽しみにしています。
企画が固まったらブログでもお知らせしたいと思います。

2015年9月7日

お向かいもお菓子屋さん

敷地のお向かい、南側もお菓子屋さんです。黄色いシャツの方がご主人。
立ち寄るとお茶をサービスしてくれたり、腰掛もあって、お菓子の話をしてくれたり。

名物は「湯の花ごろも」。竹の皮につつまれたお菓子です。

中身は、こんな感じ。餡、お餅を蜜漬けのしその葉でくるんであって、やわらかくてジューシー。
甘さと一緒にじゅわっとフルーツのようなさわやかな酸味を感じます。
ご近所シリーズはまだ続きます。


2015年9月4日

涼しくなって鉄骨建方も着々と


少し涼しくなって、鉄骨の建方が進んでいます。
門形のフレームが並び建ち、それが二組かみ合うという事で、なかなか複雑な工事です。
外部に見えるところ、室内に見えるところ、室内で隠れるところ。きちんと分けて下地処理されていきます。

北側の中央通りから見るとこんな感じ。
左側は2階建てでフレームが組みあがってくるところ、右側は4階建てなのでまだこれから。
暑かった夏も、建方が進み始めると同時に少し落ち着いてきました。田んぼも着実に実りはじめました。


2015年8月31日

総湯の愛称募集が始まりました

総湯の愛称募集が黒部市のサイト(リンク)で始まりました。応募資格は制限なし!全国からの公募です。
近くにお住まいの方も、遠くから見ていらっしゃる方も、
長く愛される総湯になるようにと願いをこめて名前をつけてください。
名前は生まれくるものへの最初の祝福、どんな名前に会えるのか、楽しみにしています。

2015年8月24日

入善ジャンボスイカと鉄骨製品検査


鉄骨製品検査の2回目。黒部市にて。今回は完成後に鉄骨の柱がたくさん、そのまま見えるデザインです。
構造設計と協力してきれいに見せられるように、いろいろ工夫しています。
すっぴんでキレイのために、手間をかけ、丁寧につくってもらっています。
検査後にスイカ!工場でいただきました。大きくてたっぷり甘い入善ジャンボスイカ、地元の特産です。

2015年8月21日

お隣はお菓子屋さん

敷地のお隣西側は福多屋さんという和菓子屋さんです。
定番の中でも「おもかげ」は、やさしい餡とやわらかい求肥とさくりとした最中の皮と
いっぺんに味わえる魅力的なお菓子です。ボリュームもちょうどいいサイズ。
お店の中にはちょっと休憩できるスペースもあって、その場でひとつ、もいいかも。
現場は足場が組み立てられ、鉄骨が建ち始めています。その写真は次の更新に。

2015年8月13日

鉄骨建て方が始まりました

鉄骨建て方が始まりました。
足場の奥で見づらいですが、まずは建物中央部分の3階床までの組立てで、お盆休みです。
9月はじめには骨組みの全体像が組みあがり、建物の様子が見えてきます。楽しみです。
山の緑も深くなり、夏休みで街を歩く人も増えています。
現場定例の際のホテルがとりにくいのがつらいところです。


2015年8月6日

青々としています

夏になりました。地鉄から見える景色も青々としています。日本の夏の色合いだなあと思います。
宇奈月の現場も暑いです、トロッコ電車で渓谷を登ればきっと涼しいのだと思います。

2015年7月24日

鉄骨製品検査


鉄骨工場で製品検査を行いました。完成した鉄骨組立てのパーツの溶接部分等を検査します。
今回建物は複雑なため、数回に分けて製品検査を行います。
「できて5年たったらお金の事言う人はいない、いい仕事をしたい」と言われた、信頼できる鉄骨屋さんです。