2016年2月24日

足場や幕が無くなって格子が見えてきました

おもがけ通り側も、反対側の中央通り側も工事用の仮囲い以外はほぼ外れ、格子がよく見えるようになりました。
設計からコストまで、協力いただいたメーカーの方たちと、なかなか苦心した格子の開口部もよく納まりました。 
1階の観光案内所から外を見るとこんな感じ。
下半分はまだ仮囲いで暗いですが、仮囲いが外れたら格子越しに街並みを見通せるようになります。 

中央通側も照明デザインの提案どおり、階段の空間にたっぷり光がたまって外へあふれています。
行きかう人の動きが街側からもよく見えるようにと願いました。 

本体の工事はもう終盤。今日は、外構の足湯の屋根を支える鉄骨の検査に鉄骨工場へ来ました。
本体の鉄骨工事もがんばってくれた鉄骨屋さんです。 

富山は強風と雪で真っ白でした。積雪はそれでもそんなに多くありません。
金沢までは北陸新幹線なのでほぼ安心ですが、金沢から大阪までのサンダーバードは風でよく止まります。
この時期の帰りは結構ひやひやします。

2016年2月12日

南北とも2階まで足場が外れました 内部仕上げもどんどん進んでいます

南北面とも2階以上の足場が外れ、建物の外観がほぼ見えるようになりました。
ガラスを通して、内部の木の仕上げが見えています。
この日は雨交じりの雪のため湿った感じの落ち着いた色あい。
ぬれているせいもあってか、なんともしっくりした感じです。 

街路灯も雪をかぶって、冬らしい温泉街になりました。

内部の仕上げ工事もどんどん進んでいます。
雪の山を望む景色が、予想以上に気持ちいい北側部分では、職人さんが作業中。
イメージはしていたものの、それを上回る視界に一瞬ため息が出ます。


北側の山の景色は、長く日が当たるので、四季を通して深呼吸したくなる姿を見せてくれます。
新緑も、夏の緑も紅葉も、雪の山も、お風呂上りにこの眺め、きっとすごくいい気持ちです。

浴室内では、粘りに粘った黒部川の石貼りの工事が進んでいます。
まだ、清掃も終わってないので少しくすんでいますが、きれいな模様のあるブルーグレーです。
うれしいので、ついなでてみたりして。

今日の現場でとにかく気持ちがわくわくしたのが、これです。
一緒に現場検査に行った構造設計者も、一番最初に「あれいいですねえ~」と。
あんまり良かったので場所はお楽しみにしたいと思います。出来上がったらぜひ見に来てください。 

駅ホームからは白い山々が連なる景色。オレンジの塊にはトロッコ列車が入っています。
こんなふうに、次の春雪が解けるのを待っています。 

打合せの帰りはもう夕方。これでも神戸の事務所に帰るのは終電です。
完成したら、建物の内側から光が表にあふれ出して、通りを照らしてくれる予定です。
現場も次の春に向けて内部仕上げ工事の佳境を迎えています。