2016年3月31日

検査は続くよ、この日は建物お施主様の検査です

この日は晴れてお施主様の検査です。本当に検査日和の青空で、外壁の格子引き戸も大きく開け放たれて。
すがすがしい風が建物の中を通り抜けていきます。
お引渡し前に埃を入れたくないと、検査後早々に閉められてしまいましたが、広縁の気持ちよさを再確認。
施工者の社内検査、設計の検査を経ていますので、検査はつつがなく。 
デザイナーにお願いして作っていただいたロゴも、つきました。
湯と月、シンプルで印象的、フレッシュで、親しみやすくて、地域の方がまねして書ける。これがいいところです。
この黄色、サンプルいっぱい取って、事務所の窓に貼ったりはがしたりした甲斐あって、良い色が出ました。

浴室も、もちろん検査です。たっぷりお湯が張られた浴槽からは湯気がゆったり。
湿度は気持ちを穏やかにしてくれると改めて感じつつ、いやいや検査中と言い聞かせ。
検査員に、底に貼った石の色がいいねと言っていただき、監理の開始後にしつこく食い下がってよかった。
黒部川の石です。地域の素材が持っている色と模様、ここならではの、既製品には出せない魅力です。

外の足湯の工事も進んでいます。
建物の反対側には通りに面して小さい足湯もあり、そちらでは飲泉もできます。

検査後に石の加工工場へお邪魔して、これの確認をしました。
これも是非やりたいと言い続けてよかった、地域からも後押しを頂いて実現できそうです。
総湯からもほど近い、下立地区というところで産出されていた石です。ただの石ではありません、日本でとれる大理石!

現在温泉会館の前にある「まつり」坊やも、総湯の敷地内に引越しします。
ぷっくらほっぺがぴかぴかしていて、思わず頬がゆるみます。
無事に一日が終わってほっと一息。まだまだ検査は続きます。

2016年3月23日

春の始まり、検査検査の日々の始まり、まずは設計検査から

竣工が近づき、検査検査の日々の始まりです。
建物は照明の調整も行われ、夜も外からよく見えるようになりました。
この日は施工者の社内検査の次の検査として、設計の検査を行いました。
大きなところから小さなところまで、それはもうため息つきたくなるほどしっかり検査を行います
建具の開け閉めも当然、なんども点検。
空間の出来には内心ほくほくしつつも、きりっとした顔で検査を続けます。
指摘、指示、協議、施工者も設計者もくたびれる一日です。

検査が終わって夜になってもまだ現場から出てこない設計者、検討協議、ここが粘りどころです。
それか、選んだ照明が気に入って眺めているか、どちらかです。

移動途中の駅で手に取った富山の観光案内「ねまるちゃ2016春号」に宇奈月総湯を発見!
なんと、国宝瑞龍寺(高岡)と並んで載っているではないですか。事務所の宝にしよう。

2016年3月19日

サインとピクトグラム

事務所に戻るとサインやピクトグラムが壁いっぱいにぺたぺた貼ってあります。
見えやすいかどうか、意味が伝わるかどうか、素材、色、大きさ、位置、周りのものとのバランス
何度もデザイナーと打合せし、確認しながら進めます。

色もまた、赤なら赤でいくつものメーカーからいくつも微妙な色違いサンプルをいくつももらい
ガラスに貼ったり、紙に貼ったり、近づいたり、離れたり
しばらく貼ったまま様子を見たりしながら決めていきます。
落ち着いて整理しないと、決めた色のメモを探して全部ひっくり返す羽目に。
キーカラーの黄色も、イメージどおりの良い色を見つけました。



2016年3月11日

温泉の湯張り確認をしました

おもかげ通り側 1階の仮囲いが取れて、建物が足元まで見えるようになりました。
通りから中を覗いて行かれる方も多いようです、気になりますよね。
まだまだ雪が降っています


中では浴槽にたっぷりお湯を張って確認を行いました。
浴室全体に湯気とあたたかさが満ちてきて、ヘルメットかぶったまま、ついほっこりした気分になってしまいます。
浴槽床に張った黒部川産の御影石、濃い色に見えてきます。



仮囲いがなくなったので、外がよく見えるようになりました。
この格子戸が開くと、もっと道とつながる場所の雰囲気が出ると思います。
地鉄の駅前温泉噴水も、今日はもくもくと湯気を上げています。




2016年3月5日

住民ワークショップ うなづきではじめる会に参加しました

オープン予定も近づき、うなづきではじめる会も具体的な話し合いに入っています
今回は現場の進捗や準備されている設備などについて、ofaからも少しお話しました
それも参考に、みなさんの話し合いが続きます
オープンに合わせて、その後も、どんな活動を、どんな仕組みで続けていくか
みなさんお商売の忙しい中で、出来るだけ参加したいと熱い思いもすごく感じました
うなづきの力に乞うご期待です

現場は、3月というのにまた雪が・・・
ブルーシート養生の下で足湯のコンクリート打設準備が行われています
内部は仕上げ工事が進み、最終段階に入っています。仕上がった後の傷は禁物。
窓からちょうど山が見えるなとカメラを向けたら、すぐ横に
「仕上げした人の気持ちになって、十分注意してください」とやさしい張り紙がありました

現場を出て振り返ったら、屋上テラスの部分からきれいな夕暮れの空が見えました

地鉄宇奈月温泉駅のホームは工事中。なんでも、著名な鉄道車両デザイナーがデザインした足湯とのこと
今年は宇奈月温泉街、にぎやかになりそうです