2016年5月5日

湯めどころ宇奈月 オープン!

4月26日に湯めどころ宇奈月オープンに先がけて竣工式が行われました。
朝から通りを通行止めにして盛大に準備が始まりました。お祝いにうれしい、さわやかな青空です。
祝辞や、コンセプト説明を経て、赤いじゅうたんでテープカット。
建物サインの後ろにつけられた紅白幕がまた、なんともおめでたい雰囲気満点です。

脱衣の入り口には、ロゴと一緒にデザインしてあつらえた暖簾もさわやかに掛かりました。 
2階は桃の湯、3階は月見の湯。どちらも明るくてさわやかな黄色の「桃」と「月」がデザインされています。
浴室も明日のオープンに向けて準備万端です。椅子や桶のヒノキのいい香りが満ちています。 

竣工式典後はオープン期間中イベントが目白押しです。
フリースペースではサロンコンサート。音の響きのよいのにみんなで顔を見合わせてびっくり。
コンサートを想定したつくりではありませんでしたが、吹き抜けがよかったようです。

表では餅つきがあり、通りがかりの観光のお客様も手招きされてどんどん参加します。
とくに外国からのお客様は大喜び。仲間同士で撮影も大忙しでした。

振る舞い餅にはたくさんの列が出来ました。つきたてのおもち、ロゴにあわせて紅白となんと黄色。

ちんどんやさんまでにぎやかに繰り出しました。
館内に響き渡る派手な鐘と太鼓の音に、あわてて脱衣室から涼み処へ出ていらした方も。
風にあたって、ほてりを冷ましながら街のさわぎを見下ろします。

足湯につかりながら、にぎわいを眺めたり。
格子引き戸が大きく開けられて、中にも威勢のいい鐘の音が響きます。

温泉のオープンにはたくさんのお客様がいらっしゃいました。
券売機に慣れないこともあって、少し列が出来ましたが、スタッフが丁寧にサポートしてくれます。

お風呂上りは、休み処だけでなく、案内所やフリースペースなど色々な場所で一息いれます。
向いのお店からおせんべいを焼くいい香りも漂い、お饅頭を蒸す湯気があがり、つい誘われます。

観光案内所の長くて大きいテーブルでは、地域の方が集まって次のイベントの作戦会議が行われていました。
そうやってこの場所を活動の拠点に使ってもらえること、嬉しいかぎりです。
前日の夕方の写真。オープン当日の夜はあわただしすぎてとり忘れてしまいました。
ほっとするような光が街を道を温かく照らしてしてくれます。
この明るさに人が集うことが温泉街の賑わいにつながります。


2016年4月24日

湯めどころ宇奈月 オープンイベントのお知らせ



とうとう、オープンイベントの予定が発表になりました

詳細はこちらに、黒部市役所のHPのイベント告知

上記より転載です
ゴールデンウイークへ続くオープン週間!
当日私たちも現地にいます、一番風呂を楽しみに是非いらしてください。

一般内覧会
 平成28年4月26日(火)13:30~17:00
 (※一般内覧会当日は総湯のご入浴などのご利用はできませんのでご了承ください)

グランドオープン
 平成28年4月27日(水)9:00~
 オープンの4月27日(水)から翌日28日(木)の間に総湯をご入浴いただいた方には記念品をプレゼント!

総湯オープニングイベント

4月27日(水)
 ◆11:00~ 餅つき(ふるまい) 【総湯フリースペース内】
 ◆13:30~ チンドン(練り歩き) 【温泉街】

4月28日(木)
 ◆11:30~ 山菜料理(ふるまい) 【総湯フリースペース内】
 ◆16:00~ 酒まつり 【総湯フリースペース内】

4月29日(金)~5月1日(日)
 ◆10:00~最大17:00まで うなづきマルシェ 【温泉街総湯周辺】
  総湯周辺で市内外の飲食店などの出店がにぎわいます。

4月29日(金)
 ◆12:00~ 餅まき 【総湯(おもかげ通り前)】
 ◆14:00~ シンガー英樹“ハートソング”チャリティーコンサート 【総湯フリースペース内】
 ◆16:00~ フルート法話の集い 【樹徳寺】※協賛事業
 ◆16:30~ 宇奈月の子供たちの演奏会 【総湯フリースペース内】

4月30日(土)
 ◆14:00~ 大野光子オンステージ 【総湯フリースペース内】
 ◆16:30~ 宇奈月の子供たちの演奏会 【総湯フリースペース内】

2016年4月22日

湯めどころ宇奈月 もうすぐオープン!準備着々

オープンの日が近づいてきました。
4月26日に記念式典と内覧会、27日からオープンです!
この時期はもう大きなことは終わっているのですが、細かい調整にぴりぴりするタイミングです。
開け放たれた一階のラウンジスペースは、向こう側の建物が見えるぐらい。
のびのびと街へつながっています。
 
中央通りがわの足湯も完成しました。
電車まで、少しの空いた時間でも、お湯を楽しむ場所が出来ました。

内部もフィニッシュに向けて最終調整。
染元さんのアドバイスをもらいながら作ったあつらえたのれん。
さわやかな風が吹くような色、透け感、素材感、嬉しくなります。

照明の調整を行って、オープンを待ちます。

2016年3月31日

検査は続くよ、この日は建物お施主様の検査です

この日は晴れてお施主様の検査です。本当に検査日和の青空で、外壁の格子引き戸も大きく開け放たれて。
すがすがしい風が建物の中を通り抜けていきます。
お引渡し前に埃を入れたくないと、検査後早々に閉められてしまいましたが、広縁の気持ちよさを再確認。
施工者の社内検査、設計の検査を経ていますので、検査はつつがなく。 
デザイナーにお願いして作っていただいたロゴも、つきました。
湯と月、シンプルで印象的、フレッシュで、親しみやすくて、地域の方がまねして書ける。これがいいところです。
この黄色、サンプルいっぱい取って、事務所の窓に貼ったりはがしたりした甲斐あって、良い色が出ました。

浴室も、もちろん検査です。たっぷりお湯が張られた浴槽からは湯気がゆったり。
湿度は気持ちを穏やかにしてくれると改めて感じつつ、いやいや検査中と言い聞かせ。
検査員に、底に貼った石の色がいいねと言っていただき、監理の開始後にしつこく食い下がってよかった。
黒部川の石です。地域の素材が持っている色と模様、ここならではの、既製品には出せない魅力です。

外の足湯の工事も進んでいます。
建物の反対側には通りに面して小さい足湯もあり、そちらでは飲泉もできます。

検査後に石の加工工場へお邪魔して、これの確認をしました。
これも是非やりたいと言い続けてよかった、地域からも後押しを頂いて実現できそうです。
総湯からもほど近い、下立地区というところで産出されていた石です。ただの石ではありません、日本でとれる大理石!

現在温泉会館の前にある「まつり」坊やも、総湯の敷地内に引越しします。
ぷっくらほっぺがぴかぴかしていて、思わず頬がゆるみます。
無事に一日が終わってほっと一息。まだまだ検査は続きます。

2016年3月23日

春の始まり、検査検査の日々の始まり、まずは設計検査から

竣工が近づき、検査検査の日々の始まりです。
建物は照明の調整も行われ、夜も外からよく見えるようになりました。
この日は施工者の社内検査の次の検査として、設計の検査を行いました。
大きなところから小さなところまで、それはもうため息つきたくなるほどしっかり検査を行います
建具の開け閉めも当然、なんども点検。
空間の出来には内心ほくほくしつつも、きりっとした顔で検査を続けます。
指摘、指示、協議、施工者も設計者もくたびれる一日です。

検査が終わって夜になってもまだ現場から出てこない設計者、検討協議、ここが粘りどころです。
それか、選んだ照明が気に入って眺めているか、どちらかです。

移動途中の駅で手に取った富山の観光案内「ねまるちゃ2016春号」に宇奈月総湯を発見!
なんと、国宝瑞龍寺(高岡)と並んで載っているではないですか。事務所の宝にしよう。

2016年3月19日

サインとピクトグラム

事務所に戻るとサインやピクトグラムが壁いっぱいにぺたぺた貼ってあります。
見えやすいかどうか、意味が伝わるかどうか、素材、色、大きさ、位置、周りのものとのバランス
何度もデザイナーと打合せし、確認しながら進めます。

色もまた、赤なら赤でいくつものメーカーからいくつも微妙な色違いサンプルをいくつももらい
ガラスに貼ったり、紙に貼ったり、近づいたり、離れたり
しばらく貼ったまま様子を見たりしながら決めていきます。
落ち着いて整理しないと、決めた色のメモを探して全部ひっくり返す羽目に。
キーカラーの黄色も、イメージどおりの良い色を見つけました。



2016年3月11日

温泉の湯張り確認をしました

おもかげ通り側 1階の仮囲いが取れて、建物が足元まで見えるようになりました。
通りから中を覗いて行かれる方も多いようです、気になりますよね。
まだまだ雪が降っています


中では浴槽にたっぷりお湯を張って確認を行いました。
浴室全体に湯気とあたたかさが満ちてきて、ヘルメットかぶったまま、ついほっこりした気分になってしまいます。
浴槽床に張った黒部川産の御影石、濃い色に見えてきます。



仮囲いがなくなったので、外がよく見えるようになりました。
この格子戸が開くと、もっと道とつながる場所の雰囲気が出ると思います。
地鉄の駅前温泉噴水も、今日はもくもくと湯気を上げています。




2016年3月5日

住民ワークショップ うなづきではじめる会に参加しました

オープン予定も近づき、うなづきではじめる会も具体的な話し合いに入っています
今回は現場の進捗や準備されている設備などについて、ofaからも少しお話しました
それも参考に、みなさんの話し合いが続きます
オープンに合わせて、その後も、どんな活動を、どんな仕組みで続けていくか
みなさんお商売の忙しい中で、出来るだけ参加したいと熱い思いもすごく感じました
うなづきの力に乞うご期待です

現場は、3月というのにまた雪が・・・
ブルーシート養生の下で足湯のコンクリート打設準備が行われています
内部は仕上げ工事が進み、最終段階に入っています。仕上がった後の傷は禁物。
窓からちょうど山が見えるなとカメラを向けたら、すぐ横に
「仕上げした人の気持ちになって、十分注意してください」とやさしい張り紙がありました

現場を出て振り返ったら、屋上テラスの部分からきれいな夕暮れの空が見えました

地鉄宇奈月温泉駅のホームは工事中。なんでも、著名な鉄道車両デザイナーがデザインした足湯とのこと
今年は宇奈月温泉街、にぎやかになりそうです

2016年2月24日

足場や幕が無くなって格子が見えてきました

おもがけ通り側も、反対側の中央通り側も工事用の仮囲い以外はほぼ外れ、格子がよく見えるようになりました。
設計からコストまで、協力いただいたメーカーの方たちと、なかなか苦心した格子の開口部もよく納まりました。 
1階の観光案内所から外を見るとこんな感じ。
下半分はまだ仮囲いで暗いですが、仮囲いが外れたら格子越しに街並みを見通せるようになります。 

中央通側も照明デザインの提案どおり、階段の空間にたっぷり光がたまって外へあふれています。
行きかう人の動きが街側からもよく見えるようにと願いました。 

本体の工事はもう終盤。今日は、外構の足湯の屋根を支える鉄骨の検査に鉄骨工場へ来ました。
本体の鉄骨工事もがんばってくれた鉄骨屋さんです。 

富山は強風と雪で真っ白でした。積雪はそれでもそんなに多くありません。
金沢までは北陸新幹線なのでほぼ安心ですが、金沢から大阪までのサンダーバードは風でよく止まります。
この時期の帰りは結構ひやひやします。

2016年2月12日

南北とも2階まで足場が外れました 内部仕上げもどんどん進んでいます

南北面とも2階以上の足場が外れ、建物の外観がほぼ見えるようになりました。
ガラスを通して、内部の木の仕上げが見えています。
この日は雨交じりの雪のため湿った感じの落ち着いた色あい。
ぬれているせいもあってか、なんともしっくりした感じです。 

街路灯も雪をかぶって、冬らしい温泉街になりました。

内部の仕上げ工事もどんどん進んでいます。
雪の山を望む景色が、予想以上に気持ちいい北側部分では、職人さんが作業中。
イメージはしていたものの、それを上回る視界に一瞬ため息が出ます。


北側の山の景色は、長く日が当たるので、四季を通して深呼吸したくなる姿を見せてくれます。
新緑も、夏の緑も紅葉も、雪の山も、お風呂上りにこの眺め、きっとすごくいい気持ちです。

浴室内では、粘りに粘った黒部川の石貼りの工事が進んでいます。
まだ、清掃も終わってないので少しくすんでいますが、きれいな模様のあるブルーグレーです。
うれしいので、ついなでてみたりして。

今日の現場でとにかく気持ちがわくわくしたのが、これです。
一緒に現場検査に行った構造設計者も、一番最初に「あれいいですねえ~」と。
あんまり良かったので場所はお楽しみにしたいと思います。出来上がったらぜひ見に来てください。 

駅ホームからは白い山々が連なる景色。オレンジの塊にはトロッコ列車が入っています。
こんなふうに、次の春雪が解けるのを待っています。 

打合せの帰りはもう夕方。これでも神戸の事務所に帰るのは終電です。
完成したら、建物の内側から光が表にあふれ出して、通りを照らしてくれる予定です。
現場も次の春に向けて内部仕上げ工事の佳境を迎えています。